盆休みに中尊寺金色堂を見に岩手県の平泉に行って来ました。
昨年の盆に宇治の平等院鳳凰堂を見に行き(詳細は過去ログを見てください)、阿弥陀堂内の精妙な美に感嘆し、その時から中尊寺金色堂を見たいと思っていたのですが、盆休みに東京の娘のところに行き、思い立って、14日に行って来ました。
新幹線は混んでいなく、快適でした。東北に行くのは初めてでしたが、外国とは違いますね。やっぱり国内ですね。車窓からの風景は岡山駅から見る風景と同じでした(笑)駅前には東横インがあり、少し離れたところにはイオンがある町が結構ありました(笑)
一ノ関で新幹線を降りて、ローカル線で平泉まで行き、平泉からは観光スポットを巡る市バスに乗車し、中尊寺に着きました。
中尊寺は滅茶苦茶広く、寺自体が一つの山になっていて、かなりの急斜面を上っていかなければいけません?10年後にはこんな坂はのぼれないだろうから今来て良かったと思いました(笑)
まずは本堂にお参りして、いよいよ目的の金色堂に行きます。
金色堂内部は残念ながら、撮影禁止です。というか、金色堂は鉄筋コンクリートの建物の中に入れられていて、しかもガラスで囲まれていて、数メートル離れたところからしか見れません。どっシラケです。がっかりです(´;ω;`)
朽ちるのを守るために、屋内に保存するのは理解出来ますが、ガラスケース内で、近くにも行けないというのはなんですかね。
昭和30年代までは下の写真の建物(覆堂)の中に金色堂があったそうです。情趣があり、いい感じですね。金色堂内部もそばで見れたのだと思います。
近くの資料館に行き、往時の人の衣服やまくら、装飾品、経文などを見てきました。彫金や経文などは非常に精緻で美しいです。これらのものを作った細工師や経師は権力者からの指図で生業として何年もかけて作ったのでしょうが、千年後の人が自分の作ったものをこうして見ているとは想像だにしなかったことでしょう。死して後、永遠に自分の作品が残るのは率直に言って羨ましい限りです。また、悠久の時の流れを感じ、その只中に自分もいると思うと何とも複雑な気持ちになります。
松尾芭蕉の奥の細道の俳句碑もありました。有名ですね。中学3年生はこれから国語で習いますよ(笑)
芭蕉のもう一つの有名な句「夏草や兵どもが夢の跡」を詠んだ高館(源義経の最期の地です)は少し離れたところになったので、そこも行きたかったのですが、時間の加減で断念しました。
一ノ関から仙台まで戻りましたが、駅で一時間くらい待った挙句、新幹線は超満員で座れないどころか通勤電車なみの混雑の中立ちっぱなしで疲れました?
仙台駅近くのホテルで一泊して、15日は有名な伊達政宗像を見に仙台城址まで市バスで行きました。普通20分くらいで行けるそうなのですが、8月15日ということで、戦没者の式典があり、渋滞で1時間半くらいかかってようやく着きました。バスは観光客で満員で、またまた疲れました(>_<)
時間に縛られるのが嫌で、気儘に旅をしたいのですが、もう年で体力もないので、もうちょっと計画を立てなければいけないですね(>_<)
夕方、東京に戻りましたが、東京駅の混雑は半端なかったです。高松祭りの1000倍の人はいました(笑)
あと、新幹線がちょうど福島駅に着いた時に地震があり、停電になり、電気も冷房も消えてしまいました。10分ほどで復旧したのですが、初めての経験でビビりました?ニュースではよく見ますが、まさか自分がそういう経験をするとは思わなったです。
お約束の(笑)お土産は仙台名物ずんだのカントリーマムと伊達政宗のクッキーです。
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